モリオカ三行日記(ブログ)

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<<   作成日時 : 2005/06/13 18:48   >>

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文芸研究会@仙台
先輩だからと言うわけではない。めちゃめちゃおもろい。やりたい放題と微妙な緊張感との両立。多分、こんなところでなんか発言したところで別にステイタスなどないと全員が達観しているからだろうが、スゲー楽しいぞ、おい。このレベルの発表が揃うなら、毎週出かけてもいい。旅費は尽きるだろうが。おまけに、ちょっと見ない間に先輩方はこんなに芸達者におなりになったのかしら。こういうのFDっちゅうのか。
・研究発表(1)
セクシュアルマイノリティかつサブカルチャー作家森奈津子を取り扱った跡上さんの発表には、しゃしゃり出て下手な質問をしてしまったわけだが(おまけに既にblog(http://blogs.dion.ne.jp/marginalia/archives/1261825.html)で予めたしなめられていたorz。「嬉し」くない聞き手で申し訳ありませんでした…)、えーと、こんなところでひっそりと弁明しておこう。「知ったかぶり」を避ける、というか、テクスト/理論の外側にある問題をどうしてなかったことにするのか、という苛立ちは半分以上受け止められる(ような気がする)。例えば、セクシュアルマイノリティが(サブ)カルチャーの表舞台に華々しく登場した1980年代をわれわれは既に経由してきたわけで、その名も「楽しい知識」、『(la)G(aya)S(cienza)』2号(1984.11)は特集に「polysexual」を持ってきて、如何にも現代思想的にマイナーなセクシュアリティを評価顕揚しているが、こういう轍(即ち、楽しい知識体系に組み込める限りに於てのみマイノリティの当事者性を消費する)はもう踏むのやめましょう、ってことですよね?そうではなくて、マイノリティカルチャー自前の「知識」体系の基礎工事を始めましょう、と。どうしても「今までの理屈では無理だという議論をやってくれ」とか言いたがってしまう私たちは、無意識のうちに「マイノリティがどのように従来の研究に奉仕できるか?」という要求を出してしまっている、とも言える。たかだかテクスト分析/思想動向など、おいしいとこ取りで使い/捨て尽くして何が悪いのだ、と。
ただ、それを踏まえた上でそれでもやっぱり手を挙げてしまいたかったのは、どうしてもその「先」が聞いてみたかったからなのだ。われわれは皆個別の状況を離れて生きていけるわけではないし、マイノリティ/サブカルチャーの現状に鑑みて跡上さんの戦略が至当だという主張にも説得されるわけだが、一方でそういうゲリラ戦から外にフィードされる「何ものか」にもやはり期待を捨てきれない。もちろん、それが文学/研究、或いは文芸的価値というイデオロギーに何らかの奉仕をするだろう、と思ってのことではない(はず)。多分、軋みを許容できる場所としてのテクスト/クリティークを、私が未だ信頼しているからなのだと思うが、何つうか膝を突き合わせて議論できるフィールド(例えば、「笑い」=「自己肯定としての表現」というまさしく普遍的な議論を再度真っ向からやってみるとか)はどっかに見つかりませんですか、と聞いてみたかったのだ。見たことない地平に行けそうだし。まあ、既得権所持者がコバンザメするなと言われたらそうなわけで、またテクスト/クリティークにできることなどホンの限られたことしかない、とも思うのだが(テクスト上でポリティカリーにコレクトな振る舞いをしたところでいったい何が具体的に変わるというのか)、しかしそれでも(包摂ではなく)応答/反発可能性を残した場所がどこかにある、と考えられること、それ自体の貴重さもやはりないだろうか?…うーん、凡庸なことを愚鈍に繰り返し言ってる気がしてきたぞ。まあいいや。とりあえず遂行的には大失敗の質問、真っ当に受け答えしてくださってどうもありがとうございました。

…というわけで、また続くな、こりゃ。

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まるじなりあ
2005/06/15 13:21

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