モリオカ三行日記(ブログ)

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zoom RSS 教員免許状更新講習の講師を担当しました。

<<   作成日時 : 2010/08/04 22:54   >>

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「国語教材の研究」の一部として。
おつきあいくださいました受講の先生方、どうもありがとうございました。

内容は、教育指導要領の変化を追いかけながら、それが、研究方法の推移ともある意味相即であることを見つつ、現在の「文学教育批判」の状況(文学を教えるのか、それとも、文学で教えるのか)について、どのように考えるか、をテーマとして、谷川俊太郎の詩を題材に授業プランを組み立てるワークショップ。その際、谷川が明らかに意識的に批評している中也詩を、文学史的パースペクティブと共に組み入れるか、入れるとしたらどのような扱いにするか、といったあたりが焦点に。

講習最後にも少し申し上げましたが、結局、現在の状況においては「文学で教える」ことを考えるべし、としても(それ自体ちょっと功利主義的な観点が入り込みやすくてどうかなあ、というところもありますが)、では、文学で「何を」教えるか、というところはもうちょっと問われてもいいのではないか、と私は思っています。例えば、文学教材を題材にした自由な連想に基づくコミュニケーション能力を涵養する、とした場合、世間一般のコミュニケーションって、そんなに自由で楽天的なもんかなあ、という疑問が直ちに思い浮かびますよね。そもそも、詩人や小説家が、意図的にせよ無意識にせよ、時代状況や先行作品との複雑なコミュニケーションの中で作品を生み出していたとするならどうでしょう。というか、そういう文脈抜きで、一人の天才がひらめきのもとに作品を魔術のように生み出して行く、というロマン主義的な作者観は、そろそろ問い返されていいのかな、などと。

・・・そうはいっても、実際、天才はたまにいるから困るんですけれども。でも、その天才を歴史化するのも凡人の役目でして。

略していうなら、「文学(教育)に不自由さを取り戻そう」ってことになるでしょうか。

現場の先生方の「授業計画作り」を間近でみることができて、大変楽しかったですよ。

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