モリオカ三行日記(ブログ)

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<<   作成日時 : 2007/03/10 12:41   >>

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 以前にもご紹介申し上げましたが、「今日、下のおっさんが出会い系で知り合った女に会いに行きます」が単独ブログに。

http://d.hatena.ne.jp/DeaiK-Ossan/

 ええと、俺は社会学者でも法律実務家でもないので別に研究対象とか介入すべき事例とかそういうことで見ているわけではなく、単純にこういう業者はやっぱりいかんのではないかと思うくらいが関の山なわけです。現実的には。

 こういう愚かな人間のサガまるだしのおっさんに対して、「あほやのう、自己責任じゃ」と突き放して以て他山の石とするタイプと、ブログの(間接)著者のように、飯を持って行ってやりながらなんとか説教するタイプとの双方があるんでしょう。こう書いてしまうと、前者をまるで責めるふうに聞こえてしまうかもしれませんが、そういう考えは持っていません。というか、教師稼業をしていると、どっちかに偏るのではなく両方をバランスよくできないとうまくいかない、という局面に幾度も出くわすわけです。素人が自分の安全を顧慮せず無茶な介入を繰り返して一緒に溺れてしまう、という場合もよくあります。職場に非常勤で来ていただいている臨床心理士の先生によると、学生同士の悩み相談で一番根が深くなるのはそういう事例でもあるらしい。このブログの(間接)著者のように、そういうバランス感覚をもう一段上のレベルで会得せねば、社会学専攻フィールドワーカーは勤まらないのかも知れません。

 しかし、これが圧倒的に現実の出来事だということは重々承知の上で、やはり文学研究者としては、大正期情痴小説の一群をどうしても思い出してもしまうわけです。否認につぐ否認、どうやらだまされているらしいとわかりながら、どうしてこんなものにだまされるのかと冷めた意識で自分をいぶかりながら、それでも「いや、違う」とのめり込んで行く男の心理。携帯メールのフォントの上に浮かぶ、決して実体化し得ない他者の幻影を巡って泥沼に落ち込んでしまう主体の狼狽。あらゆる書簡体小説の根幹に据えられる基本プロットのようにも見えます。

 そんなことを思いながら、ともかく、このおっさんの目が早く覚めることも祈らずにはいられませんが。

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同程度の切なさを味わえる「マーク・パンサー」「紫トウモロコシ」の件をぜひググってみてください。
yanase
2007/03/13 23:55

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